ご挨拶

施設長からの挨拶

『荒井記念ホーム』は定員100名の介護老人保健施設で、平成4年に設立され、今年(令和4年)30周年を迎えました。八千代市の北部米本にあり、眼下には新川と田園が広がり、四季とともに移り変わる田んぼの景色が心を癒してくれます。
 介護老人保健施設いわゆる「老健」とはどのような施設でしょうか。
 老健は介護保険によって運営され、利用される施設です。その機能・目的は、医療、看護、介護からリハビリテーションまで、さらに栄養管理などのサービスを提供して、障害のある方やご高齢の方など、利用者本人、ご家族が安心した在宅生活を続けられるよう支援する施設です。

老健の利用には主に3つの使い方があります。
 ① 病院から:・病院から老健に入所し、リハビリを受けてから自宅に帰る。
        ・特養の入所待ちの間、老健に入所する。
 ➁ 自宅から:・日常生活動作が低下し、自宅での生活・介護が困難になった方がリハリビを行ないつつ
         次のステップを検討する期間の利用。
        ・体調を崩しやすい冬場などに利用する。
        ・介護する家族が介護に疲れた際に、ショートステイを利用する。
        ・自宅から通所リハビリテーション(デイケア)に通う。
 ➂ 自宅で :・自宅で老健の訪問リハビリテーションを受ける。

このように老健は、お年寄りが住まいの地域で暮らし続けるための、ひとりひとりの生活に合わせたサポートを行う施設です。
老健の他の介護施設との大きな違いは、常勤の管理医師、看護職員が配置されており、日常的に医療を提供できることです。したがって、軽症の呼吸器感染症や尿路感染症等への医療的対応が可能です。
当施設では、こうした多様な機能を遂行するため、医師、看護職員、介護職員、リハビリテーション職員、管理栄養士、ケアマネージャー、支援相談員がチームとしてサービスの提供にあたっています。

従来当施設では、お花見や演芸会などのレクレーション、囲碁、将棋などの趣味を生かした交流を行い、入所の方や通所の方の楽しみの場を提供して来ましたが、コロナ禍によりこうした活動がすべて中止され現在に至っております。一日も早いコロナの終息を願い、再び地域との交流、家族との交流ができる日を心待ちにしています。
当施設の強みは、連携病院である新八千代病院が隣接しており、入所者様に病的症状が出現した場合、すみやかに入院治療が受けられることです。治療終了後は再び当施設戻って頂くことができます。

これまでの実績を踏まえ、更に地域の介護ネットワークの中核施設として、市や地域のケアマネージャーとの連携を図り、地域への貢献をより一層充実させて行きたいと思っています。