八千代病院の作業療法士として従事しています。前職は他の病院で勤務しており、現在の八千代病院に転職して、産休・育休期間を含めて11年目になります。
入院患者さんに対して、その人らしい生活ができるように支援するのが精神科作業療法の職務になります。患者さんの目標やニーズに合わせて、集団活動でのクラフト作業やスポーツ、個別訓練などを実施し退院への援助をしています。
引っ越しを機に、作業療法士の資格を活用できる転職先を探していました。
いくつかある精神科病院の中でも、八千代病院は急性期から認知症まで幅広く対応している病院なので、作業療法士としての勉強ができ、経験の幅が広がると思い入職を希望しました。
実際に入職してからは新しいことにチャレンジしやすい環境だと感じています。私自身、新しい提案に対し「前例がないから」と断られたことはなく、どうすれば実現できるか一緒に考えてくれる、やりがいのある職場だと思います。
また、他部署を含め一緒に働いている仲間が協力的だと思います。その中でも自分が所属している部署は協力し合える関係性で、常に前向きな姿勢で働きやすい環境だと感じています。
産休は6年前に活用しました。当時はスムーズに取ることができ、その1年後に復職しました。
当初は仕事へのギャップを感じたり、仕事と育児を両立できるかと不安が大きかったですが、八千代病院では時短勤務もあり、子供が3歳になるまでその制度を利用していたので、気持ちにゆとりができ常勤に戻るまで段階的な準備ができました。それは良かったと思います。
また復職後も勤務時には病院付属の保育所に子供を預けることができ、安心して仕事ができました。定時で退勤し、そのまま保育所へ迎えに行く習慣になっていました。
先程の育児の話の延長にはなりますが、仕事と育児を両立していく中で気持ちと体が疲れ、大変だと感じることもありました。当時は同僚や子育てを終えた先輩に相談に乗ってもらえたことが支えになり、乗り越えることができました。
また日々勤務する中で作業療法科として思うことは、患者さんの多様化や高齢化に伴う合併症などの変化に対し、自分たちも常にアップデードしていく必要があるということです。
毎日学びがあり、日々新しいことが起きるので、私たちも精神科のみならず様々な分野の勉強をしていく必要があると感じています。
一方で、作業療法士だけでなく、医師、看護師、精神保健福祉士など多職種と協同し患者さんの退院に協力できた時は大きなやりがいを感じます。
後輩育成をする上で気をつけていることは、良い関係作りから始めることです。
私が考える良い関係とは「上すぎず、横すぎず」というもので、このような関係を築いていけるように考えて接しています。
上から発言しすぎることで、後輩が萎縮してしまい発言や挑戦ができなくなってしまわないように気をつけています。特に相手の話を最後まで聞くように意識しており、本人の中で結論が出ていなくても相手の言葉を聞き、伝えたいことをくみ取るようにして無理強いをしないように心がけています。
一方で、患者さんと向き合う責任のある部署の上司として、友人のような横の関係になりすぎないように配慮しています。
八千代病院ではライフステージに合わせた働き方ができ、医療従事者として自身の興味関心を高めることができる幅広い環境があります。
色々なことにチャレンジできる環境であり、ライフバランスも大切にできる、それぞれの働き方へ柔軟に対応していると思いますのでご相談いただきたいと思います。
とても仲間に恵まれている環境です。ぜひ一緒に働きましょう!